静電気×アンモナイトのかんたん工作。おうちミュージアム第10弾は、北海道博物館とコラボしました。
冬になると「パチッ」と静電気が発生しやすくなりますが、この現象を利用して、折り紙で作ったアンモナイトにビニールひもや毛糸で「うで」をつけていろいろくっつけてあそんでみましょう。
1、折り紙でアンモナイトを作る。
折り紙のアンモナイトの作り方は北海道博物館のおうちミュージアムのコンテンツです。動画で作り方も載ってますので難しい人はチェックしてください。
※ダウンロードしたPDFの1ページ目と2ページ目を両面印刷して二つ折りにすると、作り方の冊子になります。3,4ページ目はそのまま「型紙」として使います。
※A4用紙に印刷して使える15cm角の折り紙の型紙と、A3用紙に印刷して使える24cm角の折り紙の型紙が選べます。
(折り紙のサイズは多少ちがっても大丈夫です。折り紙のサイズがちがう場合は、三角形の先っぽを合わせてください。)
2、ビニールひも(スズランテープ)を結んで細かく裂く
アンモナイトのうでをつくります。
たくさん腕が欲しいので、30㎝ぐらいの長さに切り、2重にします。
真ん中を結び、輪になっているところを切ります。
なるべく細かく裂きます。この時タワシやくしでさらに細かくしてもよいです。
3、アンモナイトにはりつけて帯電させる
1で作ったアンモナイトに2の「うで」をセロハンテープで貼り付けます。
目はコウイカやオウムガイを参考にして、紙を切って作ります。
ビニールのあしを下敷きにのせ、キッチンペーパーや布で20回ほどこすります。
4、遊んでみよう
1 指を近づけたり離してみよう
2 小さく切った毛糸やほかのものをくっつけてみよう
◆もっとあそぶ
毛糸(ウール100%)などほかの素材でも作ってみよう。
ビニールひもと同様に結んでアンモナイトに貼り付けます。
ビニールがくっつきます。こするときは帯電しやすいものでこすります。(フェルトなど)
解説
静電気はものがこすれると生まれます。特にこすれる物同士の「極性」が違い、乾燥していると静電気が特に発生します。
ビニールはマイナスに帯電する性質があります。
人の指は帯電しにくいですが、ややプラスに帯電します。
そのため、帯電したビニールの「うで」に指を近づけると指を捕まえるようにしてくっつきます。
羊毛(ウール)でも同じ現象が起こりますが、羊毛はプラスに帯電しやすいので、マイナスに帯電しやすいビニールがくっつきます。帯電のしやすさも違うので、指にくっつきます。
こする素材でも静電気が強くなったり弱くなったりするので、いろんな素材で試してみましょう。
>>【我が家のおうちミュージアム】捕食するアンモナイトを作ろう!;「イチから家族」はるっきー様
(画像;リンク先より引用)
担当者からコメント;風船を近づけてみるなど、しっかり実験していただいて感無量です。
折り紙がむずかしい年齢の場合、二つ折りの紙を丸く切って
アンモナイトの殻を描くというアイディアは目からうろこでした。