おうちで過ごす長い時間を使って張り子で恐竜ワールドを作ってみましょう。
日本伝統工芸品の「張り子」を新聞紙や紙粘土など簡単に手に入る材料での作り方を紹介します。
「張り子」は群馬県の「高崎だるま」や会津の「赤べこ」、安産祈願の「犬張子」などなどたくさんあります。いずれも縁起物、魔よけの意味があるそう。コロナ除け祈願で作ってみてはいかがでしょうか。
恐竜に限らずいろんな動物で作ってみてもおもしろいです。最短4日間かけてじっくり作りましょう。
出来上がった作品は「#我が家のおうちミュージアム」「#はりこの恐竜」タグをつけてアップしてね!
目次
材料
用意する道具 | ねんど板・紙カップもしくは深めの紙皿・カッター・竹串・千枚通しもしくは小型ドリル・大き目の筆 |
型作り | 油粘土(ほいく粘土・陶土粘土など)・ラップ |
貼りつけ | 新聞紙・習字用半紙・紙粘土・液体のり(でんぷんのり) |
色塗り | アクリル絵の具・筆 |
その他 | 恐竜図鑑 |
習字半紙がないときは、ティッシュでも簡易的にできます。その場合は新聞紙を多めに使います。
液体のりがない場合、スティックのりをつぶして水を少し足してまぜます。
作り方
作り方①型作り(1日目)
まずは作りたいものを恐竜図鑑などを見ながら決めます。
今回は「ステゴサウルス」を作ります。
紙に簡単な完成イメージを作っておくといいです。
張り子の場合、細かなところはできないので、後付けパーツと本体に分けて作ります。背中の板・とげは後からつけることにしました。
完成イメージをもとに、油粘土で形を作ります。足のパーツはちぎった粘土を丸めてからくっつけると作りやすいです。
ラップで巻きます。どうしても浮いてしまうところはセロテープで押さえます。(ドライヤーをかけてピタッとさせても大丈夫です。やけどに気を付けましょう)
作り方②紙を貼りつける(1日目)
新聞紙を小さめにちぎります。
紙コップもしくはお皿に液体のりを出し、水で3倍ぐらいに薄めたところにちぎった新聞紙をつけて、貼り付けます。(必ず粘土板の上でやりましょう)
べたべた過ぎるときは、のりが付いていないちぎった新聞紙をつけて調整しましょう。
全体をぐるっと3~4重に貼れたら、ちぎった半紙を同じように全体に貼っていきます。
※ちょうど半紙がなかったのでティッシュを張り付けてます。貼りにくいときは筆を使います。
ある程度貼れたら一晩しっかり乾かします。
恐竜センターオリジナルフィギアを参考にどんな形や色にするか考えよう。 恐竜センターオンラインショップはこちら
作り方③型を外す(2日目)
おなかまでしっかり乾いたら、型を外します。
カットラインはこんな感じです。カッターで切ります。もしも切りにくいときはまだ乾ききっていないのでそのままもう少し乾燥させます。
切り取ったら中の油粘土を取り出します。
取り出すとこんな感じです。
切れ込みに糊付けした半紙(なければ新聞紙+ティッシュ)でふさぎます。
特にパーツがない場合はこのまま一晩しっかり乾かします。
〇パーツ付け(必要な場合のみ)
ステゴサウルスの背中としっぽのパーツを付けます。普通の印刷紙二枚をのりで張り合わせます。のりしろを含めるかたち(下の写真のように)に切り抜き、のりしろ部分を水で溶いたのりを使って体に貼り付けます。
型紙は自分で書いて切り抜きます。
貼ったところです。
ここで一晩乾かします。
作り方④胡粉かけ(紙粘土で代用)(3日目)
竹串を通す穴をお尻にあけます。結構しっかりしてるので千枚通しや電動ドリルで開けます。
(ブスッといきましょう)
穴をあけたら竹串を通して、水でトロトロにした紙粘土を筆で塗ります。胡粉ジェッソがある場合はそちらのほうが出来上がりがきれいです。
ここで使っているのは筆者宅に眠っていた銀鳥産業株式会社さんの紙ねんどN-K500ですが、どの紙粘土でも大丈夫です。
※竹串を刺し忘れてます。
紙パーツはくっついてしまうので気を付けながら塗っていきます。全体が大体塗れたら乾かします。
乾かすときは油粘土に竹串を立てて乾かします。
乾いたら何度か塗り重ねて乾かします。
凸凹が気になるときはもっと水を多めにして塗りなおすか、軽く紙やすりをかけてもう一度紙粘土を塗って調整します。
作り方⑤絵付け(4日目)
完全に乾いたらいよいよ絵付けです。
お尻の穴が気になるときはその部分に水溶き紙粘土を塗ってふさいでください。
ここでは目と口だけ付けました。色を付けたものは後程!
自分の好きな色、模様にしてみましょう!
はりこの恐竜ギャラリー
アロサウルス
竜脚類は首と体をパーツ分けして、首の付け根を切り抜いて新聞紙などで接合しています。
恐竜のことをもっと知りたい場合☛ 施設紹介
参考文献
今回の作り方は「はりこのはやしや」さんや「初心者でもできる!やさしい張子の作り方(0) 型作りから完成までのおおまかな流れ」を参考にさせていただきました。いろいろな張り子は「はりこのはやしや」さんで紹介してますので気になる方はチェックしてください。